あなたの人生はあなた自身がつくっているとすれば、人生はあなたしだいで変えていけるということにほかならない。
しかし、ほとんどの人間は、自分の人生が思うように運ばないことを重々知っている。人間はさまざまな試練を経験しながら生きる。そんななかで、人生の中途で挫折する者も多くいる。そして、突然の事故や災難に遭う人も出てくる。
つまり、自分の考えている理想と、現実のギャップに多くの人間は苦しめられることになる。「なぜ自分はついていないんだろう」と悩むことになるのである。
これが、私のいう、首から上の自分と、首から下の自分である。
言い換えれば、人間には、首から上の「思い」と、首から下の無意識に出る「
「思い」とは、すなわち首から上の思考であり、「
これについてもう少しお話しすれば、人間の現実生活をつくるのは「
この非物質的レベルの力動が、「
もう少し、わかりやすい例を挙げよう。仮にAさんとしよう。Aさんが、食欲が落ちたり、体重が減ったりすることで心配になり病院に通うようになったとする。そこで検査を受けたところ、病院からは「ただの疲れでしょう」と言われた。そして薬をもらったりするが、いっこうに回復する気配がない。いったいなぜなのだろうと悩むうちに、「自分はひょっとしてがんなのではないか」と思いこむようになる。そして数か月後に精密検査を受けたところが、胃にがんができていると診断された。
結論からいうと、Aさんは、かからなくてもいいがんを、みずから招き寄せたのである。Aさんは、「がんになったのではないか」という
人は、自分が不幸にあったとき、つい「運」のせいにしがちである。あたかも不幸の原因が、自分とは関係のないところにあるように感じているのだ。
しかし、そうではない。ほんとうは、あなたが不幸を招く原因をどこかでつくっているはずなのである。それがあなたの「
これを簡潔に言い換えると、よろこびの
ならば、この「
まさに人生とは、人の考えたとおりには事は運ばないで、「
だから、災難に遭遇しても生き延びるのは、その人の人生において、まさしくこの自然の法則に沿った「
その