これまでに、生き残るための法則を述べてきた。要約すれば、いまの
そして、いつもよろこびの
しかし、現代人の多くは、大なり小なり問題をかかえて生きている。
人間にはアタマが付いているばかりに、あれこれと先のことを思いわずらい、すでに過ぎてしまった過去のことを悔やむ。人間の悩みのほとんどは、まだ見ぬ未来への不安と、もう二度と帰れない過去への後悔だといっても過言ではない。
先に、人生を決めるのは、アタマの思考の「思い」ではなく、首から下の無意識にこみ上げる「
人間はもともと「よろこびの表現体」として、この世に誕生している。
つまり、アタマの算段、計算がよろこびを
アタマというのは我欲の我(が)である。つまり、自分中心に損得を考える本体なのだ。この我が付いているうちは、決して
ほとんどの人間は、そのことを忘れてしまっているのである。つねに自分を起点として物事を判断する癖がついている。自分にとって損か得か、まず優先させるのは、このことである。だから、自分が不幸に遭遇したり、他人が幸福であれば他人をうらやんだり、嫉妬したり、憎んだりするのだ。すべて自己中心的なのである。
こんな生きざまの人間ばかりが地球上にうようよいるとすると、地球はおかしくなってしまうのだ。
だから、われわれが、いままず第一にやらなければならないことは、なにも、災害に対する備えをすることだけではないのだ。そのような自己中心的な生きざまを変えることなのである。
そのためには、何度もいう。自分丸出しのアタマを取ることだ。