◇第3章 事実は常識を超越する
──私はこうして災難をのがれた
《助かる人は人生をよろこべている》

アタマが取れたら苦がなくなる

アタマが取れたら、自分の損得で行動しなくなるし、よけいな不安はもたなくなる。つまり、「思い」に「(おも)い」が左右されなくなり、「(おも)い」がつねにプラスを刻めるようになるのである。

苦がなくなれば、その人は自由自在な人生を歩める。それが「観自在」である。このようになれば、苦を刻んで病気になることも、困窮することも、事故や災難に遭うことも避けられるのだ。

私はこの事実をあらゆる機会を通じていってきたし、また実際にアタマを取る指導を直接行ってきた。

アタマが取れたら、それこそただ生きていることだけでよろこべてしまうのだ。

そういう人に、災難が寄ってくるはずがないのだ。

では、実際に私の指導を受け、みごとにアタマを取られた方の先の阪神大震災での生の体験談を紹介してみたい。

はたして、この大災害でどのようなことが起こったのか。それを知っておいていただきたいのだ。